娘 梓へ

  • 2018.09.01 Saturday
  • 10:20

娘 梓が、株式会社くわこや パルファンさんの入社式に贈った手紙です。

 

娘 梓へ

 

あなたが私達のもとに来てくれてから早いもので22年いや23年にすぐになります。体力が強いとはいえないお母さんだったので早いときから実家の高知に帰り、なるべく長い間お腹の中で育てる為に入院をしながら過ごしました。生まれてきたあなたは笑顔のかわいい女の子でした。伊藤のおじいちゃんは女の子がいなかったので本当に喜んだ事を覚えています。よく寝てよく笑いすくすくと育っていきました。

 

生まれた翌年(1995年)大阪でもすごい揺れを感じた阪神淡路大震災が起こりました。幸いにして住んでいたところは被害も少なく恐怖を感じることはありませんでしたが、亡くなったわが子を思い号泣されている両親を報道で見ると、もしわが子がそうであったらと心に深い悲しみを感じずにはいられませんでした。

 

4歳の2月、風邪を引いたので近くの小児科に通っていました。よく食べるけど症状が良くならないので知り合いにお願いして大きな病院に通う事を相談し症状を伝えると「すぐにつれて来い」と言われ連れて行ったら、即入院そしてお医者さんからは「今日が山です」と崖から落とされるような言葉が出ました。夫婦二人で寝ずにあなたの横でいろんな話をしました。なにがあっても「ありがとう」って思った最初でした。(たぶんあなたは記憶にないでしょうけど)

 

おにいちゃんがサッカー少年団に無理やりパパの命令で練習していたときに、幼稚園のあなたは一緒についてきて早く練習をしたいと、初めてユニフォームを借りて幼稚園の子供同士でサッカーを始めましたが、運悪く相手の蹴ったボールが顔面を直撃すると、泣く崩れ二度とサッカーをする事はなかったですね。走る事も早く活発に小学校を過ごし、パパの影響でゴルフを始めたことを覚えていますか?小学校3年生ぐらいからパパと二人で練習に行ったり、宮里兄弟のレッスン・古閑美保プロのレッスンに東京まで夜行バスで行ったりもしましたね。5年生になるとおばあちゃんと一緒にラウンドしたり、パパのホームコースでラウンドしたりと楽しかったですね。

 

5年生になる春休みにパパとおばあちゃんとラウンドの相談をしている時に、おじいちゃんがどうしても次は一緒に行きたいとおじいちゃんのスケジュールに合わせてラウンドしました。このラウンドが終わった次の日にいつもの入院といって入院し、病室でお別れしました。おじいちゃんは大好きなゴルフの最後のパートナーがあなたであって本当に嬉しかったと思います。覚えてるでしょ、しんどくてハーフが終わったときに「クラブハウスで休んでいる」といったけど運転だけでもして一緒に回ろうとしたおじいちゃんをね。

 

そして、私立中学の受験。おにいちゃんと違って勉強が苦手なあなたに少しでも楽しい学生生活を送ってほしくて勉強をしてもらいました。ママが色々調べてあなたに合った帝塚山学院中学校に無事に合格してくれました。合格してからまたゴルフを始め、中学生の大会になんとか出場するくらいの力をつけ、大阪府の大会(高槻カントリー)に出しましたね。体よりも大きく感じるキャディバッグを担いで18ホールを回り終えて帰って来た時は涙で前が見えないくらい嬉しかった事を覚えています。

そして翌年からは関西ゴルフ連盟の試合や高知のおじいちゃんおばあちゃんに会うことも目的に高知黒潮カントリーの試合にも行きました。帰りの車で喧嘩しながら帰ってきたこともありましたね。このときの参加賞のプレートは今でもパパの宝物ですよ。

 

高校生になり自我が芽生え恋もしたのかな?? 高校2年、成績があまり冴えなかった時に自分から塾に行きたいと言い出して、自分なりの目標を立ててくれたのが嬉しかったです。自分の今を省みる事とそれを変化させることが出来た事で近畿大学というゴールが出来たと思います。パパはママに笑われながらも6年間あなたを家から学校まで送り続けました。いまでも良かったと思うことはその1時間余りしゃべる事はなかったかも知れないけれど、親としてあなたに伝えた事を少し話してこれたように思うことです。

 

大学生活は、今までと違い放任的にしてきたと思います。大学祭を中心にするようなある意味ボランティア的な団体で4年間を一生懸命に過ごしていました。最後には会計責任者という役職を全うし学生生活を終えました。あなたが私にくれた最初の名刺は会計責任者の名刺。これも宝箱に入っています。

 

いよいよ社会に出る時間が迫ってきたときに、パパはパルファンというお店を紹介しました。パパがパルファンさんと知り合ったのは10年以上前でしょうか・・先代の社長さんが中心で勉強会をされるときにお誘いいただいて参加しました。厳しい中にもすごくやさしさを持ったお父さんであったと感じました。それ以来、何度も新店舗が出来るたびに訪問しましたが、その時必ずお母様にお会いする事ができ、心温まる言葉にいつも励まされていました。お母さんにこの確率でお会いできるのは何か大きな縁があるのかなと考えたのもこの頃で、2年前にナゴヤドームに野村社長会うときもたまたまお母様がチームミーティングでいらっしゃり自分の今の気持ちを底から話ができ私なりの結論を持ちました。後はあなたがどう考えるかと思い一緒に数件を見学に回りましたね。「何か買ってきていい」楽しそうに店舗に消えていくあなたをみてパパの気持ちを理解してくれたと確信しました。パルファンイズムを感じれる感性を持って育ってくれて本当にありがとう。

 

内定を頂いて、大阪と名古屋を往復する事が多くなりましたが、すぐに仲間を見つけて楽しくしているあなたを安心してみています。転居先が決まり段々と家からいなくなっていく雰囲気が充満しています。ハムスターを飼う事になったのもそのせいかな?? そんな中ママと買い物に行く機会が増えてママが一番喜んでいるのではないでしょうか。

これからの生活は自分を磨き、心を磨き、縁を磨く時だと思います。自分が変化しないと目の前の事は変化しません。大きな人生の転機こそ自分を変化させる一番の機会だと思って頑張ってくださいね。パパとママはどんな事があってもあなたの応援団長ですからね。

 

最後に

 

少女よ 大志を抱け

お金のためではなく 私欲のためでもなく   

名声という空虚な志のためでもなく

人はいかにあるべきか  その道を全うするために

大志を抱け

 

そしてパパは続けます。

 

Girls Be Ambitious!

like this old man

 

少女よ 大志を抱け

この老いぼれのように

 

 

追伸

このような機会をつくっていただきました株式会社くわこや 野村社長をはじめ社員の皆様、そして関係者皆様に心からお礼を申し上げます。大学を卒業できたとはいえまだまだ未熟者でございます。何卒深いご自愛と寛容な心で成長を導きいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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